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【組織の三要件】共通の目的~戦略・中期経営計画~

理念とビジョンが決まり、そのような未来を作っていきたいかその中で我々がどのような存在であり続けたいかが明らかになりました。次は、そのために行動をしなければなりません。フランクリン・コヴィー博士はその著書「7つの習慣」で次のように述べています。

「すべてのものは二度つくられる。」

すなわち、まず頭の中に「こういうものをつくろう!」という知的創造があり、それを実現するために物的創造、つまり具体的・物理的行動がなされるというわけです。理念・ビジョンは前者の知的創造、戦略・中期経営計画・年度目標・組織目標・個人目標は物的創造をどのように行うかにかかわるものです。

組織の要件として一口に「共通目的」といっても、実は時間軸と範囲をどのように設定するかによって、かくも多様な目的が存在することに留意してください。それぞれが十分に機能しないとき様々なトラブルが発生するのです。

さて、戦略の話です。

元GE社CEOジャック・ウェルチは次のように述べました。

戦略なんて限られた資源をどう割り振りするか、それだけのことだ。

ハードボイルドですね。これは、戦略の本質が、自社が最も優位に立てる分野に経営資源(人・もの・金・情報など)を集中させることを意味しています。つまり選択と集中です。企業が投下できる資源には限りがありますので、ビジョンを実現できるだけのサスティナビリティを獲得するためにも、競争に勝ち続けなければなりません。

戦略は語弊を恐れず言ってしまうと「なるべく楽して勝つための戦いの計画」です。「勝つ」というのは「目的の実現」です。目的がなければそれに至るまでの計画=戦略もありえません。「楽して」は「効率的・効果的に」ということです。

戦略は3年~5年単位で設定される中期経営計画の土台となるべきものです。もちろん中期経営計画は単年度計画に落とされ、単年度計画は、各職能別組織の計画に落とされ、さらに個々人の目標にブレイクダウンされていきます。

戦略がただの単年度の数値計画の集まりになっていたり、実現可能性のない楽観的過ぎる計画になっているという過ちが多く見受けられます。戦略の話はマーケティングの話と切っても切れない複雑なものですので、細かい話は戦略論やマーケティングに譲ります。

最後にウェルチ氏の名言で。

すべての人にすべてのものをなんて無理だ。たとえいかに大きな会社であろうとどんなに大きな財布を持っていようと。
市場での競争は戦うことが目的ではない。戦う以上、勝つことが目的である。勝てなければ撤退する。