ESサーベイ、eNLPサーベイ、モチベーション、マネジメント、理念浸透、離職

【組織の三要件】コミュニケーション

組織の3要件、三つ目はコミュニケーションです。

コミュニケーションとは、対面での言葉、文章、ノンバーバルランゲージなどによる情報や感情のやり取りですが、組織目的も情報のひとつですので、これを伝達しなければそもそも共有できません。モチベーション(貢献意欲)を向上させるツールには「承認」や「表彰」がありますが、これらもコミュニケーションを前提としています。また仮に目的を共有し、それに向かう意欲があっても、コミュニケーションがなければ組織は成立しません。一人ひとりに割り当てられた仕事は最終的に一つの総体に統合されますので、その際調整が必要になります。そもそも仕事の割当自体がコミュニケーションによってなされるものですね。

コミュニケーションの量や方法は、事業の特質、戦略、組織のあり方、個々人の習熟度などによって変わってきますが、2人以上の組織では間違いなく必要となってきます。コミュニケーション能力は採用時においても、主要な要件とされ、採用担当者はこの能力を重んじ、また就職活動生がこの能力をアピールするのも、組織の3要件の一角をなすものだからです。

コミュニケーションの不活性は、風通しの悪さ、職場活性度低下、理念浸透度低下、部門間連携のまずさ、モチベーション低下、メンタルヘルス不調といった症状として顕在化します。

コミュニケーションは、理念や目標を上から下に伝達したり、また現場の顧客情報を上に上げて全社戦略に活用するような縦のやり取りに加えて、休憩室での会話からアイデアを得たり、社内のベストプラクティスを全社に共有したり、悩みを聞いて解決策を授けたりなどの横のやり取りもあります。斜めもありますし、内外のコミュニケーションもあるでしょう。

何をコミュニケートするかという論点もあります。組織目的、外部の情報、内部の情報、感情、アイデア、提案など。場合によっては、内容に意味がなくても「コミュニケーションを取っている」という形式の事実自体が一つのメタ情報でもあります。挨拶などはその最たるものでしょう。組織は常に外界に対して適応しなければなりません。その際、情報が滞るということは外界への適応可能性が減ることを意味し、ひいては組織の衰退を招きます。

コミュニケーションを活性化させるということは、組織を活性化させるということなのです。