ESサーベイ、eNLPサーベイ、モチベーション、マネジメント、理念浸透、離職

集団凝集性 ~組織の絆〜

組織の成員がコミュニケーションを取りながら協働し、組織目的が達成されているとき、成員の間に連帯感や信頼感が生まれてきます。この結びつきの強さを集団凝集性と呼びます。日本的にいうと絆ですね。

お互いがお互いを信じられなくなり、何のつながりも感じなくなってしまったときに組織は破綻してしまいます。コミュニケーションは形骸化し意味のあることを伝えられなくなり、伝えられなくなれば達成すべき目的とそのためになすべきことはあいまいになり独善的にもなります。すると、何かを一緒に達成しようという意欲が失われます。組織の三要件の一角が不全に陥るわけです。

集団凝集性は「私たち」という言葉に表れます。私たちが「私たち」という言葉を使うとき、私と他の皆も集団のメンバーであることを前提としています。「私たち」はこうだけど「あの人たち」ってああだよね、というときの「私たち」には仲間意識が流れています。この私も皆も集団のメンバーであるという意識を「われわれ意識」や「共属意識」と呼んだりします。

「私たち、おれたち、われわれ」という言葉を使う時には、個人個人が別々にたまたま同じ場所に存在しているのではなくて、自分たちの集団、組織の一部分であるという意識が存在しています。組織において「私たち」という言葉が使われる際、その言葉がどこまでを含むのかに注意する必要があります。

マネジャーが使う「われわれ」は、経営層側のわれわれなのか、自組織を指すわれわれなのか、それとも全社的なわれわれなのか、自分の派閥を指すわれわれなのか。セクショナリズムや派閥もこの文脈と無関係ではないのです。